何がきっかけだったんだろう。
自分の住んでいた土地を離れて、見知らぬ土地に住む決心をし、そして、自分の故郷とその土地の共通点を見出して、そこから、見えてくるものがあった。
そして、それから、その土地の歴史に関わるものが気になって、仕事をするうちに、様々な災いが起こり、なんとか自分の力でそれを治めないといけないようになって、そして、嵐のような日々が来て、それでも、なんとか今日までを繋いで来れたのは、家族が私を自立させようとしてくれたおかげなんだと後々になって分かるようになる。
そして、自分の力だけではどうにもならないから、何を心においていけば良いのか、処世訓などを勉強しだした。
そしたら、やっぱり、自分の中にある信念みたいなものが芽生えて、きっとこうすれば大丈夫、きっとできるようになるって思えるようになってきた。
今、私の中にあるものは、仏教であり、道教であり、儒教を合わせた菜根譚
そして、それから、禅語
ことわざや四文字熟語など、それを経験した人にしか分からないことがここに記されていて、確かにそこに鼓動があったことが現代になっても繋がっている。
何に支配されているんだろう?なぜ、こんなことが起こるんだろう?と疑問に思っていたことが、時間が経てば経つほどに、見えてくる。
本当に申し合わせたように、集められるメンバーがいる。
これから先、誰に出会って、自分が何をしていくのかなんて分からないけど、せめて、一つでも、前に進みたいって思う。
どれだけ基礎力を付けたのか。どれだけ自制してきたのか。
真価がまさに問われる時代になってきたように思う。