昔、大学に入学したとき、塾のバイトをした。
それで、中学生に勉強を教えていたんだけど、兄に言った。
どうしよう、私のせいで、成績上がらなかったら。
いや、待て。もし、お前、それ、本当に思っているのなら違う。
だって、お前、予備校に行ったのに、阪大とか神大、府大、大教に受からんかったやろ?
教えている先生が悪いからか?違うやろ。
授業を受けて、合格するんなら、みんな同じ結果にならないのはなんでや?
その人自身が学んでこなかったことがあるからやろ?
だから、別に先生は悪くないやん。
その子が勉強せんかっただけ、覚えなあかんことを覚えへんかっただけ、練習不足なだけやろ。
だから、勉強せんかった自分が悪いって思わなかったその子が悪いだけ。
結果が出ないのは、結果が出ないようにしているから。
って言われた時は、自分が自分として生きているのが恥ずかしくなった。
兄ちゃんも自分のこと戒めてきたんやなあって思えた。
だから、誰が授業したとか、何時間無駄にしたとか、そんなの関係ないんやなって思う。
自信をなくしていたときの自分にもう一回言ってあげたら良いなって思えた。