これはマイミクのレトルトさん発案の、共通の主題で書く日記です。他のメンバーはマイミクのゲゲゲさん、ナックスさんなどです。
僕は基本的に週に一回だけ柔道に行き、今は週一でプールに行っている。基本的な練習はこれだけだが、普段の仕事中の空いた時間などを使って、打法の練習などを大体毎日する。やるのはその時でまちまちだが、特に八極の打法をやることが多いので、それについてまず書いてみる。
特に僕が個人的に気をつけているのは、実は「震脚の音」である。そんなに踏む必要はないという流派もあるのだが、僕は最大限に踏む。大きければ大きいほどいい、というぐらいに踏む。
パアンッと気持ちのいい大きな音が出たときは、足裏を均等に踏めた状態で、骨盤が足の上にあるため打撃の威力も大きい。いつもこの「パアンッ」を目指すが、なかなか毎回気持ちのいいい音が出るわけではない。それでまた踏む、その繰り替えしである。
会社の倉庫は広くリノウム張りの床なので、非情に音が響いて感じがいい。しかし会社の人は僕がバンバン震脚を踏んでいても、もはや気にする様子もない。既に「いつもの事」になっていて、明らかに見慣れている。
僕はこの倉庫で、合気道の体捌きや柔道の打ち込み、空手の移動稽古や八極の套路など様々なことをやるが、滅多に「ハルカさん、なんですかそれ?」とか聞かれたためしがない。というより「集中していて、声が掛けづらいし、そばを通りづらい」のだそうである。
震脚の音もさることながら、一番注意しているのは短い時間に集中してやることかもしれない。そしてこれは剣の素振りなどにも言えることだが、「本数」ではなく「理想の形」を求めて反復を行う。
大体、どんな太刀筋や打法もまだ至らない点が多いので、自分から見てもまだ不十分な点がある。それを自分のイメージする「理想の形」を目指して一本一本、打ち込む。重心や体重移動、姿勢、体の極めなど自分のなかで「ビッ」とうまくいったと思った瞬間、次にはそれが全然崩れてたりする。
なかなか百発打って、百発とも満足のいくものにはならない。その本数の確立を少しでも上げるのが鍛錬である。